沖縄旅行で泡盛を楽しむなら、居酒屋で飲むだけでなく、実際に泡盛が造られている酒造所を訪ねてみてはいかがでしょうか。
沖縄本島南部には、那覇市内から日帰りで見学できる泡盛酒造所があります。製造工程や古酒の歴史を学びながら、複数の泡盛を試飲できるのが酒造巡りの魅力です。
ただし、試飲をする場合はレンタカーを利用できません。当日に車だけでなく、バイクや自転車を運転する人にも酒類の試飲を提供しない酒造所があります。
この記事では、那覇市内に宿泊する20歳以上の夫婦・カップル・友人を想定し、タクシーで2つの酒造所を巡る平日の日帰りモデルコースを紹介します。
見学時間、予約条件、交通費を含め、実際の旅行計画に組み込めるよう具体的にまとめました。
※営業時間、見学内容、試飲、体験料金は変更されることがあります。予約前に各酒造所の公式サイトで最新情報をご確認ください。
那覇から日帰りで酒造巡りをするなら車なしがおすすめ
酒造巡りの目的が見学だけであれば、レンタカーでも訪問できます。
しかし、運転する人は泡盛を試飲できません。酒造所で香りや熟成年数による違いを確かめたい場合は、レンタカーを利用しない日を1日設けるのがおすすめです。
今回のモデルコースでは、次の2か所を訪れます。
- 豊見城市の「くぅーすの杜 忠孝蔵」
- 糸満市の「泡盛まさひろギャラリー」
どちらも那覇空港から近い沖縄本島南部にあり、酒造所見学と試飲を楽しめます。
公共交通だけで移動すると、乗り換えや待ち時間によって予約時刻に遅れる可能性があります。そのため、今回のモデルコースでは時間の正確性を優先し、タクシーを利用します。
日帰り泡盛酒造巡りのモデルコース
今回のモデルケースは、那覇市中心部のホテルに宿泊している大人2人を想定しています。
| 時間 | 予定 |
|---|---|
| 9:00 | 那覇市内のホテルをタクシーで出発 |
| 9:30ごろ | くぅーすの杜 忠孝蔵に到着 |
| 10:00〜11:00 | 忠孝蔵の酒蔵見学と試飲 |
| 11:10ごろ | タクシーで糸満市方面へ移動 |
| 11:30〜12:30 | 糸満市周辺で昼食 |
| 12:40ごろ | 泡盛まさひろギャラリーに到着 |
| 13:00〜13:30 | オリジナルラベル貼り体験 |
| 13:30〜14:30 | 館内の自由見学と試飲 |
| 14:30以降 | タクシーで那覇市内へ戻る |
| 15:00〜15:30ごろ | 那覇市内のホテルに到着 |
道路状況や昼食場所によって、移動時間は変わります。
酒造所の予約時間に遅れないよう、各移動には15〜30分程度の余裕を持たせてください。
10時から「くぅーすの杜 忠孝蔵」を見学

最初に訪れるのは、豊見城市にある「くぅーすの杜 忠孝蔵」です。
忠孝蔵では、泡盛の製造工程だけでなく、手造り泡盛工場、泡盛を熟成させる甕を造る忠孝窯、木造古酒蔵、地下貯蔵庫などを見学できます。
見学後には、忠孝酒造の泡盛を試飲できます。
忠孝蔵の見学条件
- 所在地:沖縄県豊見城市字伊良波556-2
- 営業時間:9:00〜17:30
- 定休日:木曜日・元日
- 見学案内:10:00、14:00の1日2回
- 所要時間:約1時間
- 定員:各回8人
- 見学料金:無料
- 予約:事前予約推奨
- 電話:098-851-8813
- 電話受付:9:00〜17:30
見学は1人から予約できます。
各回の定員は8人です。旅行日が決まった段階で予約しておくと安心です。当日に予約する場合は、電話で実施状況を確認してください。
見学内容や予約について確認したい場合は、公式問い合わせフォームも利用できます。
忠孝蔵から糸満市へ移動して昼食
忠孝蔵の見学は11時ごろに終了します。
次の「泡盛まさひろギャラリー」のラベル貼り体験は13時開始なので、途中で昼食を取ります。
空腹の状態で複数の泡盛を試飲すると酔いが回りやすいため、2つ目の酒造所へ行く前に食事を済ませておきましょう。
昼食時間は約1時間を想定しています。
沖縄そばや定食なら、1人1,000〜1,500円程度が予算の目安です。ただし、利用する店舗や注文内容によって金額は変わります。
13時の予約に間に合うよう、12時30分ごろには食事を終え、12時40分ごろまでに泡盛まさひろギャラリーへ到着する計画にします。
13時から「泡盛まさひろギャラリー」でラベル貼り体験

2か所目は、糸満市にある「泡盛まさひろギャラリー」です。
館内では、泡盛の製造工程や歴史をパネルと映像で学べます。50年物を含む泡盛のビンテージコレクションや、過去に使われていた酒瓶、陶器なども展示されています。
1階では、泡盛のほか、もろみ酢、ジン、リキュールなどを試飲できます。
自由見学は無料ですが、今回のモデルコースでは13時からのオリジナルラベル貼り体験に参加します。
ラベル貼り体験の内容
- 料金:1人1,100円
- 開始時間:13:00
- 所要時間:約30分
- 参加人数:1〜5人
- 内容:オリジナルラベル作成、泡盛180ml入り1本
- 予約:事前予約推奨
自分で描いたラベルを泡盛のミニボトルに貼り、旅行の記念として持ち帰れます。
公式サイト内で開催曜日の案内に差異があるため、通常期は平日開催を前提とし、土日祝日に参加したい場合は事前に実施可否を確認してください。
夏季には、土日祝日も予約可能と案内される期間があります。
また、現在、泡盛ブレンド体験は予約受付を停止しています。再開時期は未定です。
まさひろギャラリーの見学・問い合わせ先
- 所在地:沖縄県糸満市西崎町5-8-7
- 営業時間:9:00〜17:00
- 最終入場:16:30
- 休館日:年末年始
- 自由見学:無料
- 電話:098-994-8080
- 電話予約受付:月〜金曜日の9:00〜16:00
予約フォームでは、自由見学またはラベル貼り体験を選択できます。
見学できる展示や試飲内容については、公式の見学案内で確認できます。
自由見学だけなら無料
ラベル貼り体験に参加しない場合は、営業時間中に無料で自由見学できます。
予約して来場した20歳以上の人には、泡盛のミニボトルがプレゼントされる案内もあります。特典内容は変更される可能性があるため、予約時に確認してください。
酒造巡りにかかる費用はいくら?
那覇市内のホテルからタクシーを利用し、大人2人で巡る場合の費用を試算します。
大人2人のモデル費用
| 項目 | 2人分の目安 |
| 那覇市内から忠孝蔵までのタクシー | 約2,500〜3,500円 |
| 忠孝蔵の見学 | 0円 |
| 忠孝蔵から糸満市方面へのタクシー | 約1,500〜2,500円 |
| 昼食 | 約2,000〜3,000円 |
| ラベル貼り体験 | 2,200円 |
| まさひろギャラリーから那覇市内へのタクシー | 約3,000〜4,000円 |
| 合計 | 約11,200〜15,200円 |
1人あたりでは、約5,600〜7,600円が目安です。
この金額には、酒造所で購入する泡盛やお土産代を含めていません。
タクシー料金は、出発するホテル、昼食場所、道路の混雑、迎車料金などによって変わります。上記は旅行計画を立てるための概算であり、実際のメーター料金を保証するものではありません。
4人なら1人あたりのタクシー代を抑えられる
タクシー代を合計7,000〜10,000円とした場合、4人で利用すれば、1人あたりの交通費は約1,750〜2,500円です。
ラベル貼り体験と昼食を加えた1人あたりの総額は、約3,850〜5,100円が目安になります。
このコースは夫婦やカップルだけでなく、20歳以上の友人3〜4人での旅行にも向いています。
レンタカーとタクシーはどちらがお得?
レンタカーを旅行期間中ずっと予約している場合、タクシー代を追加することに割高感を持つかもしれません。
しかし、運転する人は試飲できません。
2人旅行で片方だけが飲み、もう片方が運転する方法もありますが、酒造巡りを2人で楽しむという体験価値は下がります。
また、酒造巡りの日だけレンタカーを借りなければ、次の費用を削減できる可能性があります。
- 1日分のレンタカー料金
- 免責補償料金
- ガソリン代
- ホテルの駐車料金
レンタカーを1日追加する費用とタクシー代の差が小さい場合は、同行者全員が試飲できるタクシー移動のほうが満足度は高くなります。
一方、酒造所の見学だけが目的で、誰も試飲しない場合は、レンタカーのほうが移動しやすくなります。
酒造巡りで注意したい時間的制約
今回のモデルコースで最も重要なのは、2つの予約時間です。
- 忠孝蔵:10:00開始
- まさひろギャラリー:13:00開始
忠孝蔵の見学は約1時間なので、終了後に移動と昼食を済ませる時間は約2時間です。
道路が混雑したり、昼食に時間がかかったりすると、13時の体験に遅れる可能性があります。
安全に回るため、次の点を意識してください。
- 那覇市内のホテルを9時までに出発する
- 忠孝蔵には9時30分ごろ到着する
- 昼食店を事前に決めておく
- 12時30分までに昼食を終える
- 次のタクシーを早めに手配する
- 体験開始の15〜20分前に到着する
- 木曜日は忠孝蔵が休館のため避ける
- 台風接近時は営業情報を再確認する
移動時間に余裕を持てない場合は、酒造所を1か所だけに絞る選択肢もあります。
酒造巡りに向いている人
この日帰りモデルコースは、次のような人に向いています。
- 泡盛を初めて本格的に飲んでみたい
- 夫婦や友人と一緒に試飲したい
- 那覇市内に宿泊している
- レンタカーを使わない日を作りたい
- 雨の日でも楽しめる場所を探している
- 沖縄の歴史や食文化に興味がある
- お土産を自分で選びたい
一方、20歳未満の子どもが中心の家族旅行や、試飲に興味がない人には優先度が低いコースです。
酒造所には展示やノンアルコール商品もありますが、大人向けの体験が中心になります。
試飲後は車・バイク・自転車を運転しない
酒造所で少量しか試飲していなくても、その後の運転はできません。
泡盛まさひろギャラリーでは、当日に車、バイク、自転車を運転する人や、運転する予定がある人には、酒類の試飲を提供しないと明記しています。
「試飲してから数時間空ければ大丈夫」と自己判断せず、その日は最初から最後まで公共交通機関またはタクシーを利用してください。
また、お酒に弱い人は無理に全種類を飲まず、香りだけ確認する、試飲量を少なくする、ノンアルコールの商品を選ぶなどして調整しましょう。
まとめ|那覇から車なしで2つの泡盛酒造所を巡れる
沖縄本島南部では、那覇市内から日帰りで2つの泡盛酒造所を巡れます。
今回のモデルケースでは、午前10時から忠孝蔵を見学し、昼食後の13時から泡盛まさひろギャラリーのラベル貼り体験に参加します。
所要時間は約6〜7時間。大人2人の費用は合計約11,200〜15,200円、1人あたり約5,600〜7,600円が目安です。
3〜4人でタクシー代を分担すれば、1人あたりの費用をさらに抑えられます。
レンタカーではなくタクシーを利用することで、同行者全員が試飲を楽しめるのが、このモデルコースの最大のメリットです。
見学枠や体験時間には制約があります。2つの酒造所を事前に予約し、移動と昼食時間に余裕を持って計画してください。

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